HAPPY FISH 藤森絵梨
早春、桜のビラビラが美しいピンク色に染まる頃、オレは一匹の子猫に恋をした。あの日、行きつけの、M女募集の掲示板で、彼女の写真を見た時、天啓っていうのかな…もうチンポから手を離すことが出来なくなったんだ。もちろん、動かしたさ。真っ白い灰になるまでね。その時のことを思い出すと、今でも本当に不思議な体験をしたんだと思う。モニターの前で暴走機関車になっていたオレが天に昇りつめた時、なんとオレの体が宙に「ふわっ」と浮いたんだ。厳密に言えば、「ふわっ」というより「ぶわっ」という方が正確かもしれない。本当さ。そして宙に浮いたオレ様は、画面の中のプッシーキャットのプッシーの中に吸い込まれたんだ。それから直ぐさま、そのコに俺はアタックした。
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